【Salesforce】取引先オブジェクトの概要や注意事項まとめ

この記事でわかること
  • 取引先オブジェクトの概要
  • 取引先オブジェクトの機能
  • 取引先オブジェクトを使用する際の制限や注意事項

本記事では、標準オブジェクトの代表格『取引先』オブジェクトに関する情報をまとめて記載しています。

なしば
なしば

これから取引先オブジェクトの使用を検討されている方は是非ご一読ください!

取引先オブジェクトの概要

取引先オブジェクトは、ビジネスの相手である法人、または個人に関する情報を管理するための標準オブジェクトです。

取引先は他の多くの標準オブジェクトと関連しており、Salesforce CloudやService Cloudなど、どの製品を使う上でも重要なオブジェクトです。

取引先の使用方法を理解することが、Salesforceの標準機能を使いこなす上で非常に重要になってきます。

取引先オブジェクトの機能

取引先オブジェクトに標準で用意されている機能を紹介します。

法人取引先と個人取引先

ビジネスの内容によっては取引先が法人だけではなく、個人になる場合もあるかと思います。

そのような時に使用するのが、個人取引先です。

個人取引先の機能を有効化することで、取引先と取引先責任者の情報を1つのレコードで管理することができるようになります。

個人取引先を有効化後はレコードタイプを選択して通常の取引先と個人取引先を使い分けることになります。

注意事項

個人取引先は一度有効化してしまうと再度無効化することはできなくなります。よく考えてから有効化するようにしましょう。

取引先チーム

取引先チーム画面

取引先には通常の共有の仕組みのほか、取引先チームというチーム内で取引先データを共有するための仕組みが用意されています。

取引先ごとに個別にチームメンバーを追加したり、あらかじめ自分のチームを定義しておき、ボタン1つでチームメンバーをまとめて登録するようなことができるようになっています。

取引先のアクセス権だけではなく、関連するケース、商談のアクセス権についても設定することができるようになっています。

取引先階層

取引先階層

親取引先という項目を使用して、別の取引先との親子関係を作成することができます。

「取引先の階層を表示」機能で上記キャプチャのように関連取引先の情報を視覚的に確認することが可能です。

親会社と子会社を紐づける場合や、同じ会社を事業所単位で分けて取引先を登録する場合にも使ったりします。

事業所単位に分けて登録する場合は、取引先名を同じ会社名にして、「取引先 部門」という項目に事業所名を設定するのがSalesforceの想定している使い方のようです。

【ヘルプ】Lightning Experience での取引先階層の使用に関する考慮事項

なしば
なしば

個人的には取引先名が同じだとビューやレポートに同じ取引先名が並んで見づらいと思いますけどね笑

取引先オブジェクトを使用する際の制限や注意事項

最後に取引先オブジェクトを使用する際の注意事項を一覧化しておきます。

  • 個人取引先は一度有効化したら無効化できない
  • 個人取引先では「親取引先」は使用できない
  • ケースが関連する取引先は削除できない

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